評判・口コミ

「3度の食事の面倒がないのは女の人にとって大変なメリット。虚弱体質の女房がここまで長生きできたのも、ここに入ったおかげかもしれません」(中部地方出身の81歳の男性入居者)

老人ホームの関連ニュース(1980年代)

1980年代に配信された老人ホーム関連のニュースのアーカイブです。

1988年10月「有料老人ホーム事情」~新市場を狙い参入が相次ぐ

人生最後の大きな買い物といわれる有料老人ホーム。お金持ちばかりでなく、コツコツと勤め上げた人なども入るようになってきました。 シルバー市場をねらって大企業も進出し、地方自治体も目をつけ始めています。そんな最近の有料老人ホーム事情を紹介します。

有料老人ホームに入居しての感想

「ひとり暮らしの時は、風邪で寝こんだ暮れから正月にかけての5日間、水だけ飲んでしのいだこともあります。ここでは、体調が悪くて食堂まで行くのがつらかったら、ちゃんと部屋まで運んでくれたし、転んでひざをけがしたら病院に連れて行ってくれた。入ってよかった」。 これは、元小学校の先生だった66歳の女性の口コミ。1988年に開設された関東のある有料老人ホームに入居しての感想です。

退職金や年金で入居

裕福な層も入る一方、退職金や年金、コツコツと蓄えた貯金が頼りの人たちも、最近の有料老人ホームには目立つ。 東京のマンションが3年で約2倍に値上がりしたので、それを売ってという人もいます。 周囲が地上げにあって暮らしにくくなり、やむなく有料老人ホームに、といった地価高騰の波も及んでいます。

保険会社も進出

老人ホーム事業には、大手企業も次々に進出している。 建設会社に続いて、新日鉄グループが東京都立川市と北九州市に、生命保険会社も明治生命が東京都町田市、千代田生命が千葉県御宿町に、他の企業と組んだり単独で開設する名乗りをあげています。

市町村など自治体

企業ばかりでなく、地方自治体で設ける構想を持っているところもあります。 例えば、愛知県岡崎市では老人福祉センター、デイ・サービスセンター、診療所などから成る総合老人福祉施設を建設中です。 これに併設する形で有料老人ホームに似た性格の「年金受給者住宅」も検討しています。 事業主体は岡崎市の外郭団体になりますが、岡崎市の土地に建て、入居金も「民間のような1500万円とか2000万円まではいかない額」を考えているとのことです。

社団法人全国有料老人ホーム協会

社団法人全国有料老人ホーム協会(55ホーム加盟)に寄せられた「ホームをつくりたいのだが」という設立相談は、1985年度(昭和60年度)の222件から1987年(昭和62年)度は276件に増えました。 「ホームに入りたいのだが」という入居相談も1985年(昭和60年)度の1000件足らずから1987年(昭和62年)度は約2700件へと急増しています。

有料老人ホームの数が急増

厚生省(現・厚生労働省)によると、1966年(昭和41年)に全国で45だった有料老人ホームの数が1987年(昭和62年)は119(利用権型など)に増加しました。 これに、マンションを買うのと似た分譲型を加えると、現在は150ぐらいになるだろうといいます。

相談や評判を聞く必要

老人ホームを選ぶ場合は、全国有料老人ホーム協会などの相談を受ける機関に問い合わせるほか、ホームのある都道府県の老人福祉課(名称は高年福祉課など県によって違う)などにも評判を聞くといったやり方があります。

主な問い合わせ先を紹介は、以下の通りです。

  • 全国有料老人ホーム協会
  • 国民生活センター
  • 高齢化社会をよくする女性の会有料老人ホーム研究会